「まちかど情報室」とは
平日は早朝4時半から8時まで放送されているNHK「おはよう日本」の中の人気コーナー「まちかど情報室」。同じテーマで括れる、独創性に優れたアイデア商品を毎日3種類紹介しています。
商品を単体で紹介してくれるテレビ番組は、タイアップ(広告)を除けば実はあまり多くありません。メジャーなところでは、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」の中の「トレンドたまご」くらいでしょうか。その分、番組に寄せられる企業からの情報は1日数百件にものぼります。その中で取り上げられるには、商品そのものに魅力があることはもちろんのこと、先ずはディレクターに一瞬でも資料に目を止めてもらえるような表現の工夫が必要です。
「まちかど情報室」の報道傾向
「まちかど情報室」で過去に取り上げられた商品を見てみると、例えば以下のような特徴があり、「実はこれはコウなんです!」というギャップが報道価値に結び付いていることがわかります。
(1)通常は一つの機能でとどまるところ、予想外の複数の機能を持っているモノ
(2)意外なものを組み合わせることで、より優れた機能を果たしているモノ
(3)普通とは異なる使い方で、隠れた別の機能があらわれるモノ
(4)純粋に今までにないモノ
取材決定までの取り組み
「まちかど情報室」には、ある企業の商品情報をここ半年で3回提供しました。その際には、上記特徴を踏まえた番組専用のタイトル付け、多忙なディレクターに負担をかけないように写真の多用と短文箇条書きを心掛けてきました。
取材予定だった商品は上記の(3)に該当するものでしたが、実は、情報提供したものとは異なる過去の商品で、これまで他のメディアでは報道されたことがないものでした。ディレクターに企業そのものを記憶してもらえたことが、リサーチの際の商品掘り起こしにつながったのだと思います。
コロナの影響で。。。
今回ようやく報道されることが決まり、取材日程と放送日も確定していたのですが、取材直前になり、取材を受けるご家族の方からコロナ感染の懸念を理由に取材クルーの受け入れを断られてしまいました。小さなお子さんがいらっしゃいますので、昨今の東京での感染急拡大を考えれば、心配されるのも無理はありません。その商品を使っている他の家族を新たに探し出すのに時間がかかるため、一旦中止となった次第です。
楽しみにしていた取材を断らざるを得なかったご家族も含めて、関係者全員に残念なこととなりました。コロナの早期収束を祈っております。