イムゼ・ピーアール:九州・福岡で広報・PRをお考えなら

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伝統工芸界の新しい働き方を全国面で紹介

昨年の6月下旬に、ある製造業A社の広報の方と福岡でメディアキャラバンを行いました。A社の企業の本社は福岡にあるのですが、広報・渉外機能は東京にあります。コラム「本社の記者と支局の記者、どちらに情報提供すればよいのでしょうか?」で述べましたように、メディアとは本社所在地の記者とお付き合いするのが基本となります。そこで今回は東京勤務の広報担当者と福岡の記者の顔つなぎを目的に行ったものです。

メディアキャラバンの効用

それがご縁となり8月上旬に、ある全国紙の担当記者からA社を取材したいとの申し入れが私の方に入りました。この全国紙では、製造現場での多様性実現をテーマに各支社持ち回りで毎週1回の頻度で連載を行っています。諸事情により急遽、担当記者に執筆が回ってきたとのことでした。キャラバンで興味をいただいていたこともあり、このような急な場合に真っ先にA社が頭に浮かんだのだと思います。

広報担当者は折角の機会を活かそうと夏季長期休暇中だったにもかかわらず関係者を捕まえるのに奔走されました。しかし、生憎と工場作業員にコロナ陽性者が出たためその対応やシフト組み換えなどで忙殺が予想されるとのことで、残念ながら取材をお断りせざるを得ませんでした。

代替取材先をご紹介

締め切りが迫る中、記者の方が非常にお困りだったため、若手女性職人を積極的に育成している伝統工芸品の製作会社B社をご紹介しました。製造現場での多様性というと、巨大な設備と機械油の匂いの中で女性を含む様々な方に如何に活躍してもらうかという内容にも思われましたが、逆に連載内容が多彩になると判断いただきました。

B社の社長さんは突然の申し出にもかかわらず快く取材を引き受けてくれました。工房やショップの案内や女性職人への取材などもアレンジしてくれました。素早いご協力に心より感謝申し上げます。記者のご要望にお応えできなかったことを気にされていたA社の広報の方にも喜んでいただけて何よりでした。

記事掲載のタイミング

取材後になかなか記事が掲載されなかったため、気をもむところも正直ありましたが、新年第一回目の連載に掲載をいただけました。機械工業系の企業の連載が続いているなか、製造業とは言ってもかなり毛色の違う伝統工芸の工房に話題を振るには、親和性の高いお正月が相応しいとの判断があったのではないかと推測しています。

伝統工芸界の新しい働き方を全国面で紹介
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