当方の活動の基本はパブリシティの獲得です。つまり、メディアに企業の情報を提供して、メディアの判断で報道してもらうことです。報道する価値がある、取材に行く価値があるとメディアが思える材料やストーリーを如何に届けられるかがポイントです。既にいろいろなコラムで述べたように、報道されること自体は無料で、報道内容に対する視聴者や読者の信頼性が高いのがメリットなのですが、活動しても報道されるかどうか、報道されてもどれほどのボリュームになるか、報道のトーンはどうか、いつ報道されるのかは、全てメディア側に委ねられます。
パブリシティではなく「広告」を選べば、費用はかかりますが、メディアで露出する内容(※)や時期をコントロールすることができます(※広告には一定のルールがあり、内容の審査は受けなければなりません)。
広告の種類
メディアによって様々な種類の広告手法があります。特にインターネットの世界では次々と新しい手法が生まれています。「広告の種類」で検索すると詳細を解説したサイトがたくさんありますので、詳細はそちらをご覧ください。
マスメディアである新聞や雑誌の場合、広告は主に、「純広告」、「記事(風/体)広告」や「編集タイアップ」に分けられます。「純広告」はいわゆる一般的な広告で、キャッチフレーズや写真・イラストなどを大きく目立たせながら、商品の認知度やイメージを高めるものが多く見られます。
一方で「記事広告」は、記事の体裁をとりながら文章説明に多くを割き、企業や商品の詳細を伝える形式のものを指します。内容・文章は企業側が作成するのが基本です。「編集タイアップ」はメディア側の特集企画に基づいたり単独で、他の記事と同様のテイストでメディアサイドが作成するものです。報道と区別するために、記事広告や編集タイアップには「広告」、「PR」、「提供」といった表示を行なわなければなりません。それが無いと「ステルスマーケティング」として問題となります。
広報PR会社と記事広告
今回は、あるWEBマガジンと紙媒体で、それぞれ別案件の記事広告の文章作成を担当しました。
広報PR会社が手馴れているプレスリリースは、そのまま報道に使っていただいても構わないように、記事の構成を踏まえて要点を的確にまとめて作成しています。この書き方は基本的に記事広告の文章も同じで、そこに記事らしい抑制しながらもキャッチーなフレーズを入れ込んだりしていきます。
記事広告を考える際には、私どもにもご相談いただければお力になれるかと存じます。