番組・報道概要
FBS福岡放送(日本テレビ系列)が15時48分から19時まで途中「Nスタ」を挟んで3時間超にわたって放送する「めんたいワイド」。1995年から続く人気の情報報道番組です。
曜日変わりで様々なコーナーがある中、月2回程度週の後半に放送される「超主観旅」で、筑紫野市の山口地区を取り上げていただきました。
「テーマ型パブリシティ」
今回の企画は、拙稿『「啓発型パブリシティ」と「テーマ型パブリシティ」』に示した「テーマ型パブリシティ」の手法を使ったものです。テーマの設定には、同じキーワードでくくる、同じ種類のものを集めるなどのやり方がありますが、今回は「同じ場所」でくくった旅の提案をテーマに設定しました。
新型コロナウィルスの感染が拡大傾向にあり、5月12日には再度の緊急事態宣言が発令されました。本件を企画した4月の時点では、県外への移動などの自粛が求められていた段階でしたので、長期間の自粛疲れでストレスを和らげる場も必要となる中で、「近場でも旅行気分を味わえる場所」という「適時性」のあるテーマで、林の中のお洒落なカフェや工房、広い敷地で密にならずに開放感が味わえる公園など、一般的にあまり知られていない「意外性」のある情報をとりまとめて一つの企画書を作成しました。
企画書のテーマは「コロナ禍で遠出を躊躇されている方、必見! 近場でプチ旅行気分が味わえる、工房やカフェのある里山 筑紫野市山口地区をご紹介」としました。
TV局への情報提供
この企画に最も相応しい「超主観旅」の番組構成を念頭に置きつつ、企画書の中では、位置関係のわかる地図、地区全体の里山の雰囲気がわかる写真、企画に取り上げた8か所の特長や詳細がわかる写真と詳細情報にアクセスするためのURLや電話番号など、ディレクターが番組の構成や撮影時の絵を考える上で参考になる情報を折り込みました。最も取材して欲しいお客様に興味を持ってもらうように強調したのは言うまでもありません。
この企画は「めんたいワイド」だけに提供しました。旧知のディレクターにお話をしたところ、幸い興味を示していただき、わずか2日間でプロデューサーの承認が得られ、正式にこのテーマで取材決定となりました。こちらが提示した8か所とディレクターが独自に調査した1か所の内、番組の長さを考え3か所での構成となりましたが、その中にはもちろんお客様も入れていただきました。
取材当日と放送内容
取材は5月7日(金)。午前中雨模様だったため、当日予定を変更し屋内での撮影が先に行われました。お客様には2時間ほど取材時間が繰り上がってしまいましたが、柔軟にご対応いただけ、屋外での撮影時にはすっかり雨も上がり、遠くまで景色が見渡せる素晴らしい「旅取材」となりました。
緊急事態宣言が発令されたため、放送自体が危ぶまれましたが、県内であること、取材時に感染予防策を徹底したこと、公益性などが総合的に判断され、放送に至ったものと推察します。
ただ、現在、緊急事態宣言終結予定の5月31日まで、お客様のお店は休業せざるを得ない状況です。それまで多くの方が記憶にとどめておいていただけるよう祈っております。